気になる銭湯があり、行ってみたかった奈良県御所市にある御所まち。
ショッピングモールもコンビニも、薬局もない。昔ながらの個人商店が軒を連ねる。
ぜったいすきだなぁ。あまり調べすぎず、赴くままにずんずんと歩いてみたい。
130年前につくられた木造駅舎|JR御所駅
ちいさな改札口は、田舎らしい風景ですてき。いつも通っているような改札機ではない。


JR和歌山線の御所駅は、1896年(明治29年)5月10日に南和鉄道の駅として開業したようです。
2020年に「御所駅まちかど案内所」が併設され、きれいにしたとのこと。
昔ながらの瓦屋根の木造駅舎がとってもかわいく、御所らしい建物のひとつ。
参考:https://frontdesign.blog/2024/11/24/jr%E5%BE%A1%E6%89%80%E9%A7%85/
https://tetsudo-ch.com/11840390.html
カメラを持ってお散歩|御所まちの古い町並み
江戸から昭和初期に建てられた百数十軒もの町家が、残っているこのまち。
あたりまえにこの風景のなかを日々歩けると思うと、ここに住んでいる人すっごく豊かだな・・・と思う。

映画みたい。軒先でお花を育てていたりお庭を手入れしていたり、椅子が置いてあったり。
まだ残っているのだと感動する。

江戸時代の建物も、そこから今に至るまでに建てられた建物も混在していて、おもしろい。歴史博物館とかだいすきだから、すべてが好みだった。

京都のような景色だけど、京都より観光にシフトせずにあくまで暮らしがメインなのが感じられて最高に素敵。
わたし奈良が好きかもしれない。
1742年の検地地図に残る|御所の背割り下水
御所のまちではほんとうに多く、水路をみた。
あまり見ることがなかったので、小さな川かと思っていたけれど、調べてみると歴史的にも貴重なものだった。
御所の葛城川を境に西側は環濠集落、東側は寺内町として16世紀中頃かそれ以前に成立。
関ヶ原の合戦(安土桃山時代/1600年)後に環内の道路や背割り下水等の整備を行い、寛保2年(江戸時代中期/1742年)に検知地図にある今とほとんど変わらない町並みができたと考えられているそう。
参考:https://www.city.gose.nara.jp/kankou/0000001523.html


国内最古の背割り下水は、天正11年(安土桃山時代/1583年)頃に豊臣秀吉によってつくられた大坂の「太閤下水(背割下水)」。
こちらは見学施設として運営されています。
こういう歴史って調べていても、土台の知識がないからむずかしい。でもまちの歴史を深く知りたい!おもしろいねー!!
古代から続く御所の歴史|葛城氏の本拠地
まだ日本ができる前、古墳時代にさかのぼる。
大和政権を統べる大王家と肩を並べるほどの勢力を持っていたといわれる大豪族・葛城氏の本拠地だったと言われています。だから古墳が多いとか?とまでは言えないようですが、やっぱり奈良は古代の中心地。だいじなところだったんですね。
奈良御所の歴史を知りたいと思ったときにいける常設展示場も御所市内にあるのでぜひ。わたしも次いきたいな〜。図書館とかも行きたい。
参考:https://www.city.gose.nara.jp/kankou/0000001529.html?utm_source=chatgpt.com
https://gosenone.com/history-culture/

御所まちのお店をめぐる
前田種苗園
野菜の苗や種、チューリップなどの球根、土などを販売しているお店。
女性店主さんで、ウィンドウショッピングの私にもにこっと挨拶してくださった。
このあたりにホームセンターなどがないので、重宝されているんだろうな・・と思う。

Googleマップ:https://share.google/eUAjQabWwDt8N7iCw
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/seedtane/
珈琲館サン
歩いていたら突如あらわれた、葛城公園の隣にある喫茶店。最高。すぐにいく。

併設しているのはお好み焼き屋さん「おけいちゃん」。
その隣には洋食屋さん「グリルヨシダ」。
喫茶店に目が眩み直行したけど、次はご飯食べてからお茶するのもいいかもしれない。

ミックスサンドと紅茶をいただく。

Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/xMyAU6aAiwV6YVw97
珈琲専門店 茶舗里
御所駅から一駅歩き、JR和歌山線「玉手駅」付近の喫茶店へ。
大通り沿い、駐車場つき。

うわぁ・・・窓と灯りが美しくて、うっとり。

マスターがお客さんと一緒に席についたりと、アットホームな雰囲気に混ぜていただいている感じが幸せ。
数時間歩いて疲れたので、コーラフロートに。沁みる。毎日通いたい。

Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/CGfaApavw8bmKdHw9
明治元年創業の老舗|前喜商店
明治元年創業の砂糖や小麦粉の卸売店。
現店主はこのまちで生まれ育ち、数年前に店舗営業を開始したとのこと。

和三盆糖・てんさい糖・生砂糖、小麦粉・片栗粉・コーンスターチ・ごまドレッシング・玉ねぎドレッシング・本気のぽんず・・・御所のTシャツなどのグッズも販売されていました。
店内の棚は、この家にずっとあったもので代用したりしている。黒電話を、小学生が使い方知らなかったんだよ〜!と教えてくれたり。店主との会話がたのしかった。

このドレッシングは、ここでつくられているものではないそう。それでも以前、一度販売したところ、「あまり売っているところがないから、また売ってほしい」と住民の方から声があったそうです。わたしもget!

北海道産のてんさい糖を使用したりんご飴をおまけでいただく。
そのとなりに販売してあったマスカット飴を買い、食べ歩き。どっちもめっちゃおいしい。ちゃんとした砂糖でつくられていると、甘いけれど、あとに残らないのだと思った。

Googleマップ:https://share.google/DPGUbjLqpge3fpcSi
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/maekishouten_gose/
御所市唯一の銭湯|御所宝湯
ず〜〜〜っと行きたかったかっこいい銭湯!
御所駅から徒歩3分の2008年に廃業を余儀なくされた銭湯を復活させ、今は最新サウナも導入。
写真を撮っていると番頭さんが気さくに喋りかけてくださり、お礼を言ってくれた。

ぬるま湯と熱湯が分かれていて、ひとりしか入れない小さな浴槽もあった。ジェットバスがないからか、他の銭湯と比べて静かで、ゆっくり湯に浸かりながらひとり時間に浸れた。
脱衣所は暗めで、鏡の前に喫茶店のような卓上の灯り。ドライヤーはSALONIA。4つもあり、無料。4つもある銭湯みたことない。
椅子に座りながらぼうっと髪を乾かす時間がとっても幸福で、このこじんまりとした感じがたまらないと思った。毎日通いたい。

御所宝湯は、大正5年に創業し、2008年に廃業。
「株式会社御所まちづくり」が手掛ける分散型ホテル「GOSE SENTO HOTEL」の入浴施設として、2022年にリノベーションし復活した銭湯。(私の大好きな、まちごとホテルとして考える、宿の在り方!)
「株式会社御所まちづくり」は、2021年8月にNOTE奈良さん、油長酒造さん、フェニックスさんの3社でを立ち上げ、銭湯も運営されているようです。
だから、フェニックスさんのアメニティがわんさか置いてあるのか、と納得。広告を出してもらう代わりに無料のアメニティを置いてもらえるなら、「手ぶらで来られますよ」と謳いやすいし、お客さんにとっても嬉しい。
消耗品なので、銭湯側がすべて負担するとなるとなかなか大変だけれど、やっぱりお客さんのことを考えると、こうして常設してあるのは親切だなと思います。
参考:https://matsudaiyaku.shop/blogs/taiken/taiken02?srsltid=AU7gw4VbCEVIZFhdnzWp62MIDUXP7maWOqYj1UEWg7hDHbw58Wn7ayKy
https://gosenone.com/stores-facilities/655/

Googleマップ:https://share.google/yT905z6wqwsk5dozm
公式HP:https://www.gosemachi.com/takarayu
明治18年創業の老舗和菓子店|御菓子司 あけぼ乃
お風呂上がりにぶらぶらしていたら、素敵な和菓子屋さんを発見。
せっかくなので、生チョコ大福を買っていく。次はフルーツ大福を食べたい・・!

Googleマップ:https://share.google/cR8TbLxO22HjotjCS
公式HP:https://www.akebono-nara.com/
名物カレーうどん|新地入船
商店街を歩くも夜なのでお店があいていない!と思っていると発見したこのお店。
どうかな〜と思いながら入ってみるとなんと満席、壁には有名人やテレビ局のサインがあり、賑わっていた。

とろりとしたカレーと、太くてぷりっとしているうどんがおいしい。600円、破格。

Googleマップ:https://share.google/O5TIqIDomEICimJV9
公式HP:https://www.shinchi-irifune.com/
御所まちを歩いてみて
御所には、良い銭湯があり、純喫茶があり、商店がある。
大声で叫ぶように広告をするのではなく、良いものを静かに積み重ねていくような在り方が、なんだかかっこいい。
まだまだ行けていないお店もたくさんあるので、来月もまた行こうと思う。

今の暮らしのすぐ下に、ものすごく長い時間が積み重なっている。
現代社会の時間感覚に身を流されるだけではなく、こうやってただただ在り続けるまちの姿に身を重ねることで、私は元気をもらうのだと思う。



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