長野県・諏訪ってどんなまち?湖と自然に囲まれながら、本屋やカフェなどの個人店が集まる文化的なまち。移住したくなる理由と暮らしの魅力をサンポ屋の視点で紹介します。

諏訪ってどんなまち?
長野県のほぼ中央にある、湖のほとりのまち・諏訪。
諏訪は、自然に囲まれながらも、本屋やカフェ、雑貨屋などの個人店が点在し、独自の文化が息づいているまちです。
「諏訪ってどんなまち?」と気になる方に向けて、この記事ではサンポ屋の視点から、諏訪の魅力や暮らしの空気感を紹介します。
自然とともにある暮らし
諏訪の魅力のひとつは、すぐそばにある自然です。
湖や山に囲まれた環境のなかで、季節の移ろいや光のやわらかさを日常的に感じることができます。
夜になれば星が見えるほどの静けさがあり、都会とは違う時間の流れがここにはあります。
諏訪では、自然と切り離された生活ではなく、自然とともにある暮らしが当たり前に存在しています。
個人店が集まるまち
諏訪には、本屋、カフェ、雑貨屋、古材やアンティークを扱うお店、身体にやさしいものを置く小さなお店など、個人店が点在しています。
それぞれのお店は強く主張するわけではないのに、どこか惹かれ合うように存在していて、外から見ていると、その素質がどこか似ているように感じます。
環境や自然を大切にすること。
多少高くても、信じられるものを選ぶこと。
そういった根っこにある価値観が、諏訪のまち全体に静かに流れているように思いました。
だからこそ、諏訪には共通した文化のようなものが生まれているのだと思います。
移住したくなる理由
諏訪は、移住する人や新しくお店をひらく人が多いまちでもあります。
実際に歩いてみると、その理由がよくわかります。
自然と文化の距離が近く、どちらも無理なく暮らしの中にある。
そして何より、「良いお店が近所にあること」。
それはただ便利ということではなく、日々の暮らしを少しずつあたためてくれる存在が、すぐそばにあるということです。
その積み重ねが、暮らしの豊かさにつながっているのだと思います。
歴史
長野県の諏訪市は、縄文時代に最も多くの日本人が住んでいたといわれていて、
古くから「祈り」とともに暮らしてきた歴史のあるまち。
その中心にあるのが、諏訪大社。
全国の諏訪神社の総本社であり、山や木といった自然そのものを神として祀る、古い信仰のかたちが今も残っている。
この土地の文化を象徴するのが、御柱祭。
山から切り出した大木を人の手で曳き、神社に建てる祭りで、1200年以上続くとされる。
自然への畏れと、人々の強い結びつきを感じさせる行事。
中世以降は諏訪藩の城下町として栄え、江戸時代には街道の宿場町として人の往来が増えた。
さらに明治以降は製糸業から精密機械へと発展し、セイコーエプソンなどの企業も生まれている。
信仰、祭り、暮らし、産業。
それぞれが切り離されることなく、ひとつの流れとして続いてきた場所。
諏訪は、歴史を知るほどに、まちの見え方が深くなる。
そんな静かな奥行きを持ったまち。
参考:https://suwataisha.or.jp/about/history/
アクセス
| 主要駅 | 主要時間 | 料金 | 乗換回数 |
|---|---|---|---|
| 松本駅(JR) | 約45分 | ¥616 | 0回 |
| 新宿駅(新幹線) | 約2時間15分 | ¥6,090 | 0回 |
| 新大阪駅(新幹線+JR) | 約3時間30分 | ¥11,350 | 3回 |
諏訪へは、東京から電車で約2時間半ほど。
JR中央本線の上諏訪駅が最寄りで、湖のほとりまでは歩いて行くことができます。
特別な観光地というよりも、ゆっくり歩きながら楽しみたいまち。
時間に余白を持って訪れるのがおすすめです。
諏訪を歩いてみた|まちの風景と暮らしの気配
電車のホームで足湯に入れる!上諏訪温泉
なんと、駅構内に無料の足湯コーナー。長野の鉄道管理局が中心となって行われた「一駅一名物運動」により1986年より男女別の露天風呂がつくられ、2002年に改装し足湯へとリニューアルしたのだとか。
参考:https://tripeditor.com/465255


上諏訪駅周辺
長野で人気なご当地スーパー「ツルヤ」が駅すぐにあり、観光案内の施設には産直の野菜なども販売されているコーナーも。
参考:https://jafmate.jp/drive/sp_20250411.html

いちばんすきなスーパーになった、、。無添加商品がおおくて。
昭和を感じるレトロな建物がたくさん。






下町情緒も素敵
自然もおおく、道もひろい。ああわたしはここ好きだ〜。と思う。

夜は星が見える

諏訪のおすすめ個人店|実際に訪れたお店を紹介
ReBuilding Center JAPAN
解体する家から古材と古道具をレスキュー(買い取り)し、お手入れしたり新たな家具として生まれ変わらせて、店舗で販売したり古材を活用した店舗デザインを行う会社。
友人が働いていることがきっかけでお店の存在を知り、POPUPで大阪に出店されていたときに古材を活用してつくられた一輪挿しを購入してたいせつにつかっていた。
ついにお店に来られたのだけれど、あまりの量に圧倒されるとともに、丁寧なPOPや陳列から思想と行動の一致をビシバシと感じて、ずっと感動していた。



どこでレスキューした古材なのかがわかるようになっていたり、近所のおばあちゃんたちがつくった石鹸だったり。


一階にはカフェもあり、スコーンがとってもおいしかった。


こうやって、ガツガツビジネスをするわけではないけれど、ちゃんと閉じずにひらけておく姿勢がいいところだなぁ、と思う。
お手伝い制度があったりと、気になる・・!と思った時に、入れる扉がいくつもあるような感覚で、だからこそまちの入り口のような存在として、ちからがあるのかもしれない。
誠実で一貫した思想と、包容力のある開放的な思考と姿勢。
こういうお店があるということは、社会の希望だと感じる。

公式Instagram:https://www.instagram.com/rebuildingcenterjp/
portary(ポータリー)
リビセンが2023年に長野県諏訪市に誕生した複合施設。
一階は飲食・物販などの店舗、二階の一室にはレンタルスペース、ウッドデッキはオープンなスペースとしてだれでも使えます。

すわエリアリノベーション社は、地域資源のリユースショップReBuilding Center JAPAN、諏訪信用金庫、不動産の(株)サンケイの3社で立ち上げた家守会社が運営していて、複合施設のデザインはリビセン。
古材を活用して、それぞれの店舗が望む世界観を一緒に作り上げ、左官を教えて店主も加わり手作りでリノベーション。

古材らしい味のあるお店から、新品のようなきれいな雰囲気に仕立てたものまで、古材が持つ可能性や雰囲気の良さをふんだんに感じられる空間たち。



いわゆるコンポストも。おもちゃなども置いてあって。思想の一貫性を感じる。
参考:https://suwareno.com/portalley
crêperie Caline(クレープリー キャリーヌ)
そば粉100%のガレットと小麦粉不使用クレープの専門店。

東京で、人に教えるまで経験を積んできたご主人と奥様がお店に立っていて、どこか高級感を感じる上品な接客でありながらも、気さくで、こどもが嬉しそうにカウンター席でおふたりとおしゃべりする。
ワインの説明も丁寧にしてもらう。ゆったりとした席配置で窮屈感がない。
「フランスの田舎にある古屋のようだな」と思っていたけれど、ほんとうにそれがコンセプトでおどろく。

まわりのひとたちへの感謝の心と、自分のしごとをしっかりするぞという凛とした佇まいがとっても魅力なお二方だった。


参考:https://www.web-komachi.com/?p=226674
公式Instagram:https://www.instagram.com/creperie__caline/?hl=ja
O(オー)
「【衣】古着の回収・販売、お洋服のお直し【食】ヴィーガンのごはんとおやつ【住】自然素材と古材をいかした店内」。
簡単に捨てられてしまうものを減らすことをテーマにしていて、テイクアウトしたドーナツの紙袋もスターバックスのものだった。
ドーナツはじゅわっとカリカリで中はもっちり。
店内はごろごろ寛げる小上がりがあり、いわゆるカフェというより、店主がだいじにしたい思想を社会に提案しているような、おもいがつまったおうちだとおもった。
公式Instagram:https://www.instagram.com/o_pb_suwa/


生活と芸術の本 言事堂(ことことどう)
沖縄から諏訪に移転された本屋さん。
美術書、工芸関連書、展覧会カタログ、建築書、写真集などの芸術書と、生活と暮らしに関する書籍を中心とした古書と新刊書のお店。
明るくて愛想の良い女性店主の接客が心地よく、選書も独特で素敵。
公式HP:http://books-cotocoto.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/books.cotocoto/

AMBIRD
なんだかカラッとした雰囲気のお店だった。マスターとお手伝いの人たちがいて、常連さんが立ち寄るような。席数も少なく、お店も小さいのだけれどお手洗いまでこだわりが詰まっていて、気持ちが良い。リビセンデザインのお店。
公式Instagram:https://www.instagram.com/ambird_coffee_tea/

自家製ジンジャーエールでぽっかぽか。


olde
ひらけた道沿いに、おしゃれなお花屋さん。てぬぐいなども販売されていて、センスがすごい。リビセンデザインのお店。
open 10:00-17:00(金曜日のみ12:00-17:00)
close 水-木
公式Instagram:https://www.instagram.com/olde.flower___/


「まちにちゃんと花屋がある」ということはすごく豊かなことだと思う。それだけで、なにかが変わるようなくらいに、だいじなことに感じる。
太養パン店
お花屋さんの前に、パン屋さんのテラス席。
100年以上続く老舗のパン屋さんですが、パンの種類も多く、賑やかでひらけた雰囲気が魅力。
霧ヶ峰高原の伏流水・国産小麦・自家製の天然酵母を使用。
営業時間:6:30~14:30(日曜のみ 6:30~12:00)
休業日:なし
公式Instagram:https://www.instagram.com/taiyo_pangram/?hl=ja


人気店なので昼過ぎにはほとんどが売り切れだった・・。つぎは朝のうちにいって、ぜったいに食べたい・・!
談話室サスナカ 上諏訪駅前店
諏訪のモーニングは駅前の純喫茶で。
光がたっぷり差し込む素朴な店内が愛おしく、何時間でもいられる居心地の良さ。
サンポ屋のInstagramでじっくり紹介しました:https://www.instagram.com/p/DWGbF9WEUor/


カフェと暮らしの雑貨店fumi / 菓子屋koto
うつわにレターセット、くつした、ハンドソープ・・。
とってもかわいい小物が厳選されて、とってもすてきなディスプレイで販売されています。
手前は雑貨店、奥はカフェになっている。
公式Instagram:https://www.instagram.com/__fumi2019/


パンと日用品の店 わざわざ|wazamart
「平田はる香/山の上のパン屋に人が集まるわけ」という本を読んだ。思想と、それを一貫してやりのける強かさがほんとうにすきだとおもった。わざわざの社長の著書。
会社がなんのために社会にあるのか。「お金を稼ぐため」とはまたちがう理由が根底にあり、それを実現させるためにお金を稼ぐ。
いいと思うものを売る。ちいさな生産者がちゃんと仕事をし続けられるように、商品をつくり仕入れて売る。
このお店がまちなかにあるということは、来店していなくても、暮らす人に影響があると思う。そういう価値観でちゃんと仕事をしているということが、実際の空間としてまちにあるということは、どれだけすごいことなのか、と思った。
店内のディスプレイも、手書きのPOPでちゃんと説明されていた。スタッフの方もやさしく声をかけてくれた。
公式Instagram:https://www.instagram.com/wazawazastore/
オンラインストア:https://waza2.com/?srsltid=AfmBOoq6IQRDyaPBQBwySO2lga71E16iimPD0EdlOn9f4mftak2v_Ovc


サンポ屋が感じた諏訪の魅力
諏訪のまちは、小さな営みがやさしくつながりながら、「当たり前の暮らし」を丁寧に守っている場所でした。
派手さはないけれど、確かにそこにある豊かさ。
それがとても愛おしく、どこか奇跡のようにも感じられました。
サンポ屋は、「なんかいいなぁ」と思えるまちや暮らしを集めていきたいと思っています。
有名じゃなくてもいい。大きくなくてもいい。
誰かの暮らしにそっと寄り添っている場所や営みを、ことばと写真で残していくこと。
諏訪は、そのひとつひとつがやさしく重なり合いながら、文化として息づいているまちでした。
だからこそ、また訪れたくなるし、
いつかこのまちで暮らしてみたいと思うのだと思います。



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